井の頭支部の歴史

井の頭支部は昭和27年(1952年)、武蔵野・三鷹地区如水会員を中心に創設され、令和4年(2022年)に70周年を迎えました。

国立と神田一橋の中間に位置する初めての支部ということで、杉並・世田谷・小金井・練馬はじめ近隣地区如水会員の拠り所として、また母校教授の方々も多数在籍であったので最新の母校動向を共有できる支部として、大きく発展することとなりました。

現在の会員構成は、杉並・武蔵野・三鷹が各3割、その他が1割、登録会員180名となっています。

昭和27年の設立総会では、『支部理念』が表明されました。1)にその概要を掲載します。

そして、20年前の平成14年の50周年記念総会では、「如水会井の頭支部50年の歴史」が作成されました。創設から50年間の歴史は、2)の【参考4】に同誌をリンクで掲載していますので参照ください。50周年記念石碑設置の経緯なども記載されています。

その後の20年間については、今後随時更新し掲載してまいります。

1)設立総会

都内において新たな支部を開設することについては数多の意見があったことと推察されるが、設立に参画した先輩諸兄の熱意のもと同年12月に設立総会が武蔵野商工会議所にて停電・ローソクの灯火のもと開催された。

この総会には、明治33年卒から昭和26年卒までの会員40名が参加し、如水会村田省蔵理事長ならびに足立丑六書記長が来会され、初代支部長として上田辰之助一橋大学教授・経済学部長が選任された。
会員の中には実業界の重鎮に加え母校の教授陣が多数在籍し、現職学部長が支部長就任という現在ではなかなか実現しがたい素晴らしい陣容での発足となった。

戦後間もなくのこの時期、大学と如水会の連携は今日のごとくの濃密さに欠けており、上田支部長からは「当支部の使命として地理的にも人的にも母校と如水会の懸け橋となり、有効適切な支部として育成したい」との挨拶があった。

如水会々報における上田支部長の挨拶は、支部会員必読の「近況報告・所見」であります。
写真は、設立総会の会場場面、緊張・高揚の様が見て取れます。

上田支部長は、支部長在任4年目に急逝され、新支部長に井藤半弥学長を迎えることとなった。(昭和31年12月)

【参考1】如水会々報(昭和28年1月号)設立総会・初代支部長
【参考2】楜澤泰氏(昭和31年法)「如水会井の頭支部創立70周年記念祝賀」
【参考3】岡井紀道氏(昭和40年経)「初代支部長上田辰之助先生の多瑪書屋趾碑」

2)井の頭支部50周年記念

平成14年(2002年)支部50周年記念総会が行われ、
① 『如水会井の頭支部50年の歴史』の刊行と
② 国立キャンパスに『はなみずき植樹と記念碑』の設置が行われた。

【参考4】「如水会井の頭支部50年の歴史」
【参考5】50周年総会記録 石学長講演・写真(平成14年11月1日)
【参考6】はなみづき植樹記念 写真(平成15年11月16日)


如水会々報支部該当記事

如水会々報デジタルサービス

https://www.josuikai.net/digital_consent/

1920年の第1号から直近までの会報が閲覧できます。

井の頭支部に関する記事部分は、上記「支部該当記事切り抜き集」に順次掲載していきます。
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如水会井の頭支部 歴代支部長

 支部長名卒業年よみがな在任期間年数勤務先備考
初代上田 辰之助大正5うえだ たつのすけ(1952)
S27.12-S31.10
4一橋大学教授設立総会
第2代井藤 半弥大正7いとう はんや(1956)
S31.10-S41.1
10一橋大学学長
第3代戸田 壮夫大正14とだ たけお(1966)
S41.1-S50.12
10会計士
第4代中島 俊一昭6なかじま しゅんいち(1976)
S51.12-H8.11
20三菱銀行
第5代勝田 有恒昭7かつた ありつね(1996)
H8.11-H17.6
9一橋大学教授50周年記念
はなみずきと石碑
第6代楜沢 泰昭31くるみざわ ゆたか(2005)
H17.6-H22.11
5三菱銀行
第7代嶌根 一夫昭37しまね かずお(2010)
H22.11-R1.11
9三菱商事井の頭茶話会
ボイトレ歌の会
第8代庵原 義文昭42いはら よしぶみ(2019)
R1.11 –
5三菱銀行70周年記念
第9代田中 正昭昭49たなか まさあき(2024)
R6.11~
大蔵省・国税庁